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加熱式たばこと電子たばこの違いって?

2020年03月04日
考えている女性

煙草、加熱式たばこ、電子タバコという3種類の嗜好品、嗜好アイテムが登場し、読者のみなさんもいささか頭が混乱しているのではないかと懸念します。そこで、これらをもう一度分類しなおして、トリキュラーとの併用の危険性に対する理解を、いま一度高めていただきたいと思います。とはいえ、ふつうの煙草については今さら分類の必要はないでしょう。それなら、加熱式たばこと電子タバコの分類に限定し、あらためて考察してみましょう。

すでに述べましたが、加熱式たばこと電子タバコの違いは、最もわかりやすい分類でくくるなら、その成分にニコチンを含むか否かです。含むほうが加熱式たばこ、含まないほうが電子タバコという分類になります。この分野で最も有名なアイコスは、加熱式たばこの分類です。

加熱式のたばこは、その言葉のとおり、専用煙草の葉を加熱することによって煙草の香りを楽しむ目的のアイテムです。これに対し電子タバコは、専用リキッド(香りを楽しむための液体)を蒸発させてその水蒸気を吸引する目的のアイテムになります。専用煙草も専用リキッドも別売りになります。

確かに加熱式たばこは一酸化炭素を含まない分、人体への影響は最小限であると考えられます。しかし、専用煙草の葉はニコチン入りです。つまり、これをニコチン入りの専用煙草葉を加熱して吸引するということは、多少なりともニコチンを吸引することを意味します。すなわち前述のとおり、トリキュラーとの併用に際して多少なりともリスクが発生すると解釈できます。アイコスなら人体への影響が少ないとうたわれますが、トリキュラーとの併用は決しておすすめできないのです。
では、トリキュラーとの併用なら電子タバコ一択なのかと問われると、それも首をかしげざるを得ないところがあります。確かに電子タバコの多くがニコチンや一酸化炭素など有害物質を含みません。しかし、別売り専用リキッドの中には、ニコチンリキッドと呼ばれるニコチン入りリキッドも販売されています。

では、ニコチンリキッド以外の電子タバコであれば、トリキュラーとの併用は問題ないのかというと、そこに関しても、安全性が確保できるというわけではありません。というのも、アイコスなどの加熱式たばこにしても電子タバコにしても、まだ発売から時間が経過しておらず、病気との関係を関連づける臨床データに乏しいといわなければならないからです。
ですからあくまでも、ニコチンの含有率、ニコチン以外の有害物質含有率を考慮して、ふつうの煙草、加熱式たばこ、電子たばこのリスクに順位をつけるなら、以下のようになります。以下はリスクの大きい順です。

①ふつうの煙草(ニコチン、一酸化炭素他有害物質含有率大、トリキュラーとの併用絶対NG)
②加熱式たばこ(ニコチンを含有、トリキュラーとの併用は控えるべき)
③電子タバコ(ニコチンリキッドは②と同等のリスクあり、それ以外のリキッドもトリキュラーとの併用で危険が生じる可能性がある)
ということで、残念ながら、加熱式も電子も含め、トリキュラーを服用するなら完全禁煙が望ましいと結論づけられます。